振り返る妊娠期間⑥緊急入院2日目激痛
起きるとまた激痛が待っていました。
痛み三日目。
昨日の夜の痛み止めの時間以外は痛みが治まらず。
激痛。
ご飯なんて食べれるわけもないですがお粥や緑色の変な味のゼリーが出ました。
今日は外科の先生が私のお腹を見ました。
「盲腸かもしれないから、切って見てみる。しかし切ることによって流産の可能性が有る」
と言うのです。私は絶対に嫌でした。
盲腸ではないと思ったし、それで流産するなら何もせずに流産した方が
自分で納得がいくと思えました。
その外科の先生はにこやかな表情で登場の仕方もオードリーの春日のような
ゆっくり入り口からくるので、私はその先生が検診に来るたびに
恐怖でした。
その先生は「君は私の娘にそっくりだ・・」と言って笑っていた顔が忘れられません。
この日から自分で歩くことができなくなりました。
身も心も限界を迎えていました。
トイレはベッドの上で青い便器のようなプラスチックのおまるにします。
これがまた痛い。それを入れるために持ち上げる動作がいちいち激痛です。
うんちの間もナースさんが隣で待っててくれますが、
はじめは人前で便なんて・・!!と思い。
緊張してうまく出すことができませんでした。
うんちも拭いてもらってうんちのあとに生理食塩水?わからないけど非常に冷たい水をドバッとかけられるし、何もかももうどうでもよくなりました。
それでも絶対に守る。何があっても耐える。大丈夫。
とずっと心の中で思っていました。
私には自分でも驚くような強い母性が芽生えていました。